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Waimanalo Blues
by Liko Martin
Wind's gonna blow so I'm gonna go
Down on the road again
Starting where the mountains left me
I end up where I began
Where I will go the wind only knows
Good times around the bend
Get in my car, goin' too far
Never comin' back again
Tired and worn I woke up this mornin'
Found that I was confused
Spun right around and found I had lost
The things that I couldn't lose
The beaches they sell to build their hotels
My fathers and I once knew
Birds all along sunlight at dawn
Singing Waimanalo blues
Down on the road with mountains so old
Far on the country side
Birds on the wings will get to me while
So I'm headed for the windward side
All of your dreams
Sometimes it just seems
That I'm just along for the ride
Someday we will cry because they have pride
But someone who's loved here died
ワイマナロ・ブルース
対訳:神保 滋
風が吹いたら僕は行く
あの道をもういちど
あの山並みから離れて
振り出しに戻って
どこへ行くかは風だけが知っている
浮かれ騒いだいい時代
車に乗り込み遥か遠くへ
もう二度と戻らないだろう
疲れ切っていた 今朝目がさめたとき
わかっているんだ 自分が戸惑っていることは
ぐるぐると回って 失くしてしまった
失うことはなかったはずなのに
ビーチは売られる 連中がホテルを建てるために
親父たちも僕もわかっていたけれど
鳥たちが朝日を浴びながら 明け方に
歌っている ワイマナロブルースを
道を行く 古い山並みに沿って
遠くカントリーサイドを
羽ばたく鳥たちが しばらくついて来る
そして僕は島の東側へ向かう
きみの夢の中では全部
こう見えるかもしれない
僕はただ車に乗り続けるだけと
いつか僕らは泣くだろう 誇り高き彼らのために
この地を愛し死んでいった人のために
<解説>
「Sun Lite, Moon Lite」の欄からの続き。
ナナクリ・ブルースの作詞をしたリコ・マーティンのハワイ島の友人の名は、Thor Woldとのこと。インターネットで調べてみると、このチョー・ウォード作詞リコ・マーティン作曲はかなり知られているようだ。ただし、楽曲の著作クレジットがリコ・マーティンのみなのは、サン・ライト、ムーン・ライトで書いたとおり。
チョー・ウォードのことはハワイ島ヒロ市在住くらいしか情報が見つからなかったが、パシフィック・ツナミ・ミュージアムのホームページに、彼の津波体験記が載っていた。1960年、津波がヒロ市を襲った。そのときチョーは13歳で、津波警報が出ると家族で山側に避難した。彼の父親は、製材所を経営していて海のそばにあった。津波が去ったあと、父親と工場へ行ったら壊滅状態だった。学校が当分の間休校となったので、それから毎日、チョーは兄弟と工場の後片付けをした。
ワイマナロ(ナナクリ)ブルースは、リゾート開発を進める商業ハワイへのプロテストソングだ。ナナクリやワイマナロは、観光地化しなかった場所の代表、その象徴だ。ともにホームステッド、先住ハワイアンの居住地区である。
チョーとリコがナナクリ・ブルースを作ったのは1968年だという。それは、ちょうどハワイの伝統文化を取り戻すための運動、ハワイアン・ルネサンスの黎明期にあたる。当時のムーヴメントを感じ取り、チョーは作詞したのかもしれない。チョー自身(リコ・マーティンも同じく)何らかの活動に参加していた可能性も高い。
ホノルルマガジン誌がセレクトしたハワイの歌ベスト50というランキングがあるが、ワイマナロ・ブルースは第29位である。この歌がよく歌われているのがわかる。ハワイアンは演奏するとき、ワイマナロの箇所をよく他の島名や地名に変えて歌う。
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