HALE AO by JIMBO, Shigeru Visual Image, Hawaiian Culture and Music

Na Ka Pueo

by Samuel Kalani Kāʻeo

 

Na ka Pueo Kahi ke aloha

Nēnē ʻau kai o Maui

 

Kōwelo kō hae Hawaiʻi

Ma ka ʻilikai aʻo Māmala

 

Mālama iho ʻoe ke aloha

Kuleana noʻu e hiki aku ai

 

Haʻina ʻia mai ka puana

Na ka Pueo Kahi ke aloha

<解説>

この歌には「No Ka Pueo」「No Pueokahi」のように微妙に異なる別名がある。歌詞は、曲タイトル名の部分が変わるだけであとは同じ。レナ・マシャードは「Pueo」というタイトルでレコーディングしている。


ネーネーアウカイは渡り鳥のこと。州鳥であるハワイガンのネーネーに似ているから「海を渡るネーネー」と名づけられた。これは船の比喩として使われるのでマウイの帆船と訳すのもいいが、アウカイには船乗りという意味があるので、ここではダブルミーニングと解釈して「マウイの渡り鳥(船乗り)」としてみた。

 

2番はホノルル(マーマラはホノルル湾一帯の旧称)で船乗りを待つ女性からの視点、3番は船乗りからの視点で訳した。なので2番は女性言葉、3番は男性言葉にしている。

 

この歌はシンプルで語彙も少ないため、意訳の範囲が広い。つまり解釈(または想像力)によって訳が変化する。

 

ナー・パラパライは「No Pueokahi」でレコーディングをしているが、ハワイ語にしては意味不可思議なコーラスが入る。ナー・パラパライとも親交が深い音楽仲間のTさんに教えてもらったのだが、あれは彼らの言葉遊びでそこに意味はないとのこと。いや、あるのかもしれないが、それは3人だけの秘密の内緒なのだろう。なので、演奏であのコーラスをしたい場合は、意味は追わずに聞こえた通りに歌えばいいのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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